iTunes VS au Music Player

2006年10月現在手に入れることができる最新版を使って比較してみた。さまざまな比較すべき項目があるが、今回はインストール直後の設定での音楽CDからのエンコード所要時間と圧縮率デフォルト状態での音質比較をしてみた。
使用したマシンはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/tuex/20060924/1159068827
エンコードにかかる時間は13曲入りCDを使い計測した

  • iTunes 3分27秒
  • aMP 6分50秒

aMPが倍の時間が必要ことがわかった。自作マシンのあのようなスペックでここまで時間が消費されるということは、一般に売られているエントリーマシンでは更なる時間がエンコードに必要なのだろう。「aMPはエンコードに時間がかかる」と言われる所以が理解できる。
さて肝心の音質であるがiTunesの方は、AAC128kbpsだけにぱっと聞いた感じではCDとなんら劣ったところは感じられない。しかしaMPの方では低ビットレートが大きく足を引っ張り音質はよくない。たとえば「シンバルを叩いた後の響きがない」「ボーカルの音の立ち上がりが荒く感じる」といったところ。さすがのHE-AACとはいえ、ここまでの低ビットレートでは厳しいようだ。
しかし以前SonicStageエンコードした48kbpsのAtracと比べると音質は断然にHE-AACのほうがよい。アラが見えたとはいえaMPでエンコードされたファイルは実用に耐えるほどの品質を持っているといっていいだろう。
長ったらしく書いてしまったが、結論。
HE-AAC 48kbps 実用には耐えるが鑑賞には向かない