WinXPから再起動するとネットワークにつながらないでござるの巻 その3 完結編

前回http://d.hatena.ne.jp/tuex/20081207/1228644979

  • 現象まとめ

Fedora9>再起動orシャットダウン>Fedora9 正常
WinXP>再起動orシャットダウン>WinXP 正常
Fedora9>再起動orシャットダウン>WinXP 正常
WinXP>再起動orシャットダウン>Fedora9 つながらない
WinXP>シャットダウン、ルーター別PCから再起動>Fedora9 正常
WinXP>シャットダウン、電源スイッチOFF、ON>Fedora9 正常
ルーター変更、LANケーブル変更、ルーター側ポート変更 現象に変化なし
NetworkManagerとかnetworkだとかそういう問題ではない
KVMの様子を見ていると、もう一台のLinux/Windowsデュアルブートマシンはシャットダウンすると、KVMのランプが消えるのだがこのマシンはそのランプが消えない。マシンの導通状態がDHCPの取得orリリースに仮に関係あるとしてみると、Windowsがシャットダウン時にIPをリリースしていなければFedora起動時のDHCP処理に影響があるのではないかと考え、次のような仮説を立ててみた。(Fedoraがシャットダウン時にDHCPをリリースするのはログから確認済み。WinXPの方は検索してみるとやはり解放していないとの記述が見つかる。)

WinXPで起動>DHCPでIP取得>IP開放されずにシャットダウンor再起動>Fedora立ち上げ>DHCPでIP要求>ルーターは当該NICにIPが割り振られているので無視>Fedora DHCPクライアントがIPを受け取れないのでネットワークに繋がらない(NICは起動している)>Fedoraシャットダウンor再起動>その際DHCPをリリースする(or Fedoraのシャットダウン処理のなかの何かをルーターが受け取りリリース or 二度目のブートまでに時間が過ぎたことでIPが解放されている)>ルーターがIP開放を認識

要するにWinXPのシャットダウン時にDHCPをReleaseをすればいい。バッチファイルを作成し実験してみた。
シャットダウン時

ipconfig /release
shutdown -s -t 10

再起動時

ipconfig /release
shutdown -r -t 10

結果見事成功。Fedoraが正常にIPを取得できるようになった。めでたしめでたし。