マスコミはなぜここまで飛びついたのか

いままでも何度か全世界を巻き込んだコンピューターウイルス騒動は何度かあり、マスコミもそれなりの報道はしていたが、今回のキンタマウイルスによる情報流出を発端とした一連の報道はそれに比べて食いつきかたが異常である。これにはいくつか理由があるように思う。

  • 大きい流出ネタが何個か続いた

「情報」の取り扱いに関して世の中が敏感になっていた時期に公の機関や大企業の超重要なデータや個人情報が流出したため、マスコミが「報道ネタとしてこれほど香ばしく煽りやすいモノは無い」と考えたとしても不思議では無い。

  • 被害の受け方がパソコンを知らない人間にも解り易かった

被害がパソコンの動きがどうのアプリケーションがどうのアップデートがああのではなく「重要情報流出」であったためマスコミが報道する際の余計な説明が不要である。ただ、どうしてそうなるのかに関しては非常に報道しにくい内容ではあったが

  • 感染ワールドとしての環境が日本語ネイティブであった

世界中で被害が起きるウイルスの情報や「特定の」アプリケーションは大抵英語であり、報道としても一度何かのフィルタを通さねばならずインパクトが削がれてしまう。しかしながらこれの環境が全て日本語であった場合のことを想像すればマスコミの「やり易さ」も想像が付くであろう