マスコミ語録賞 毎日新聞 「サイレントマジョリティ」

毎年デッドヒートが見られるこの賞。昨年度は朝日新聞が大差を付けてリードしていたのですが、最後の最後に毎日新聞が「風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ。」で華麗に賞をもぎ取っていきました。
さて今年はどうなったかというと朝日新聞が「そういえば、自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実も、多少気になるところだが。」や全部ひらがなの天声人語で果敢に攻めていき、ついに今年受賞できるかと思われたのですが、毎日新聞は作家の石田衣良氏を味方に加え「サイレントマジョリティ」でディープインパクト並みの逆転劇を繰り出しました。
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新聞記者と作家の「言葉の力」の差が今年の賞には大きく影響しました。ついに作家という禁じ手を使った毎日新聞、さらに今年は週刊誌も多数参加し、秘めたポテンシャルの高さを見せてくれました。北海道新聞それにしても大人げない対応ではないか。」など各社が続々とレベルを上げる中、朝日新聞は来年勝てるのでしょうか。来年も各社の戦いに目が離せません。