gdiskを使って、MBRのみで誤認識している状態をHybridMBRへ、さらにProtectiveMBRへと修正していきます。以下は環境の違いや間違った場合にシステム全体を壊しかねないので、データバックアップをやった後、OS再インストール覚悟で実行してください。(この時点で書いている本人はWindows側のブートをあきらめています。)
本題の前に各形式の違いのまとめ(かじった程度の知識ですので間違い覚悟)
- MBR・・・旧来の形式 基本パーティションは4つまで
- Hybrid MBR ・・・GPTとMBR両方の情報を持ち4つ以上のパーティションを作れるが、MBRから認識できるのは4パーティションまで
- Protective MBR ・・・いわゆるGPT MBRからは全体が1つのGPTパーティション(0xEE)として認識できる。
sudo gdisk /dev/disk0
Password:
GPT fdisk (gdisk) version 0.8.1Partition table scan:
MBR: MBR only
BSD: not present
APM: not present
GPT: presentFound valid MBR and GPT. Which do you want to use?
1 - MBR
2 - GPT
3 - Create blank GPTYour answer: 2 (2を選択。)
Using GPT and creating fresh protective MBR.
Protective MBRができたと表示されたけれども、実際はHybridMBRに。ここでwを押して完了させてもOK。(再起動後ディスクユーティリティーではGUIDになった。)
さて、間違いの元だったHybridMBRの情報をProtectiveMBRの状態に移行させます。
sudo gdisk /dev/disk0
略
Command (? for help): x (エキスパートモードへ)
Expert command (? for help): n (現在の設定を消去してProtectiveMBRを新規作成する。)
Expert command (? for help): w (設定を書き込み)
以上です。この一件でGPTのことがようやく見えてきたのが収穫ですね。